自分を知るのは「逃げ」「甘え」のため！？

ＨＳＰさんが、
自分自身の気質を知って、
　
自分を大切にしていこうとすると、
こんなことをいう人が現れたりします。
　
　
「そんなの、
　逃げるための理由にしてるだけ。
　ただの甘えだ」
　
　
こういう言葉に、
　
まるで
自分が悪ことをしているかのような
気持ちになったことがある方、
　
いらっしゃるかもしれません。
　
　
そして、
　
　
自分の気質を知ること、
それを活かしていくことも、
　
まるで良くないことのように感じられて、
　
自分を知り、自分を生きる機会を
失ってしまいそうになったことも。
　
　
　
　
でも。
　
　
　
その時あなたは、本当は、
　
こう思ったのではありませんか？
　
　
「逃げるなんて
　無責任なことできないのに…！」
　
「甘えるなんて、
　どうしたらできるか教えてよ…」
　
　
　
　
そんなあなただからこそ、
　
あなた自身のことを知って、
どう大切にして活かしていくかを
　
見つけて欲しいと思っています。
　
　
　

　
　

1 あの人が言った「逃げ」「甘え」とは？

そもそも…。
　
　
周りが言う「逃げてる人」「甘えてる人」って、
どんな人なんでしょう？
　
本当に、あなたに当てはまるんでしょう？
　
　
　
自分ができないことを、なんでもかんでも、
他人や環境のせいにする人？
　
　
…でも。
　
確かに逃げや甘えに
使う人もいるかもしれないけれど、
本当にどうしようもなくて
助けが必要な人だっています。
　
　
　
自分が好きなことや得意なことはやるのに、
自分が嫌なことや苦手なことは人任せな人？
　
　
…でも。
　
自分が苦手なことを
得意な誰かに任せることは、
お互いの能力を最大に発揮できる
理にかなったやり方とも言えます。
　
　
　
そういえば、
こんなことをおっしゃった方もいます。
　
　
「俺が仕事を覚える時は、
　先輩を見て、目で盗んだもんだ。
　教えてください、なんて、甘えとる！！」
　
　
時代…でしょうか。
　
　
　
誰かが言った「逃げてる」「甘えてる」を、
そのままの意味で全部受け取るのは、
　
ちょっとキケンではと思います。
　
　
　
その理由は、２つ。
　
　
一つは、
　
誰かが言う「逃げてる」「甘えてる」は、
　
あくまでも、
その人個人の価値観でしかないということ。
　
　
本当にそうなのか、
本当にあなたにあてはまるのかは、
　
かなりアヤシイですから。
　
　
　
そしてもう一つ。
　
　
ＨＳＰさんは、
「逃げ」や「甘え」がほとんどできないから。
　
　
以前こちらの記事で、
自分自身の価値をうまく信じられない傾向
について書きました。
　　

　
頑張りすぎるほどに頑張るのです。
　
逃げや甘えなんて頭にありませんし、
あっても追い出します。
　
　　
それなのに
　
「逃げてる」「甘えてる」を、
そのままの意味で受け取ってしまうと、
　
まだ頑張りが足りないと、
さらに自分を厳しく責めてしまいます。
　
　

2「逃げ」も「甘え」もないから辛い

こう書くと、
こんな風に思う方もいるかもしれません。
　
　
もともと、
　
「逃げてる」「甘えてる」からは
程遠いところにいるのなら、
　
そんな言葉は無視していいし、
　
「逃げ」も「甘え」もない
素晴らしい気質なんだから、
　
あえて自分を知ろうとしなくても、
そのままでいいんじゃない？
　
　
　
でも、これもまた、
ちょっと待って…です。
　
　
　
確かに「逃げ」「甘え」がないのは、
　
自分のすることの責任を
自分自身で負おうとすることですから、
　
とても尊いことかもしれません。
　
　
　
でも、
　
全てを自分の責任として負ってしまうと、
それは、
　
「逃げてはいけない」
「甘えてはいけない」
　
を生み出してしまいます。
　
　
　
例えば、
　
相手の機嫌が悪い…ということを感じ取った時。
　
　　
「自分が何かしてしまったのかも…
　自分がなんとかしなければ」
　
と考えるＨＳＰさんは多いと思います。
　
　
　　
でも、
　
あなたの責任が100%というとは、
非常に稀です。
　
　
相手は、今朝たまたま
上司と喧嘩しちゃったのかもしれません。
（これはあなたの責任ではありません）
　
お腹が空いていただけかもしれません。
（これもあなたの責任ではありません）
　
もしかしたら、
精神的・肉体的バイオリズムが下がる時期で、
イライラしてしまう時だったかもしれません。
（これもあなたの責任ではありませんし、
　そういう時期は誰にでもあります）
　
　
こういう時は、
　
ご機嫌が直るまでそっとしておいたり、
（＝逃げる、距離をおく）
　
相手にうまく関われる人の力を借りたり
（＝甘える）
　
することも大事。
　
　
　
人や社会との関わりの中には、
いろんな状況や感情が、
波のように押し寄せてきます。
　
　
そのすべてを、
　
自分の責任として、
自分がなんとかできるものとして、
　
真正面から受け止めてしまっては…。
　

　
キツいです。
　
　

3「自分を知る」理由

特にＨＳＰさんは
　
上手に「かわす」（「逃げる」）ことや
何かを「頼りにする」（「甘える」）ことを
　
知っておくことが、とても大事。
　
　
自分自身を大切に守っていくためにも、
　
自分は何をどうかわしたらいいのか、
どんな時に何を頼りにしていいのか、
　　
自分の気質や癖、得意なことなどを知って
　
かわすポイントや頼るものたちを
探していくと良いです。
　
　
　　
　
グリーンルームという言葉を
ご存知でしょうか？
　
（私は、先日観た某アニメで知りました…）
　
　
サーフィンの用語で、
波が作り出すチューブの中の空洞のことを
いうんだそうです。
　
この美しいトンネルの中を滑っていく
チューブライディングは、
　
サーフィンの中でも難易度が高い技だとか…。
　
　
　
社会や人の波の中にも、
確かに、グリーンルームのように、
　
乗れるようになってみれば、
　
充実と驚きと感動がいっぱい詰まった
関係や場所があると感じています。
　
　
　
自分の気質や癖、得意なことなどを知って、
活かし方、かわし方を知って、
　
いろんな波に出会いながら、
　
ちょっとずつ、
　
自分らしく華麗にわたる術を
身につけていきましょう。
　

　
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「逃げてる」「甘えてる」に傷ついたとき、
　
逃げられない、甘えられないことが、
苦しくなってしまったときは、
　
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